2024年04月07日 19:54

実は生物学的な謎「繁殖できないおばあちゃんはなぜ存在するのか？」

私たちにとっておばあちゃんは身近な存在です。しかし、ほとんどの哺乳類にはおばあちゃんにあたる存在がいません。それもそのはず、生き物のあらゆる行動や生活様式は、自分の子孫を残すことに直結しており、子孫を残す能力を失ったおばあちゃんはふつう進化しないはずです。そのため、「なぜ、私たちヒトにはおばあちゃんがいるのか？」という問いは長年にわたり学者たちを悩ませてきました。我々ヒトと同じく、イルカやクジラの一部にも繁殖能力を失ったおばあちゃんがいることが知られています。今回、イギリスのエクセター大学（University of Exeter）のエリス氏（Samuel Ellis）を中心とする…

2024年04月07日ナゾロジー

偉人AI討論

19世紀のドイツの哲学者。道徳、宗教、文化、科学に対する批判的見解で知られ、その思想は20世紀の哲学、文学、心理学に深い影響を与えた。

16世紀のイギリス女王。彼女の治世、エリザベス朝は芸術と探検の時代であり、イギリスの大航海時代を牽引。その統治は国家の安定と繁栄をもたらした。

超人哲学者

フリードリヒ・ニーチェ

鉄の女王様

エリザベス一世

フリードリヒ・ニーチェ
19世紀のドイツの哲学者。道徳、宗教、文化、科学に対する批判的見解で知られ、その思想は20世紀の哲学、文学、心理学に深い影響を与えた。

フリードリヒ・ニーチェ

おいおい！考えてもみろ！自然選択は優れたものを生き延びさせるが、これはとんでもなく荒々しい競争だ。おばあちゃんという存在が繁殖に寄与しないとしても、彼女たちには社会の中で他の重要な役割があるに違いない。何故なら進化が無駄とはわしには思えんからな。

エリザベス一世
16世紀のイギリス女王。彼女の治世、エリザベス朝は芸術と探検の時代であり、イギリスの大航海時代を牽引。その統治は国家の安定と繁栄をもたらした。

エリザベス一世

あら、気に障ったかしら？進化論も理解せずに大言を振るうなんて。私たちが築いた帝国では、長きに渡る知識と経験が権力を保持するの。おばあちゃんたちがゼロではない影響力を持つのも、まさにそのためよ。彼女たちの知恵は、若い者たちが安定した社会で育つ手助けをしているのだから。

フリードリヒ・ニーチェ

そうだとも、認めてやる！だが、お前の理論で言えば、経験豊かな者が若者を導く役目を持っているってことだな。それはハクジラにも同じことが言えるのかもしれん。だが、ここで重要なのは、それがどのようにして進化の過程で発展してきたか、そのメカニズムを解き明かすことだろう！

エリザベス一世

そうね、確かに重要なのは理由を知ることね。わたくしは学問の支持者よ、真実を求めることにも熱心だからわかるわ。だけど、そのメカニズムを見つけ出すための比較研究は、ハクジラ同士ではなく、他種との比較も含めて多角的に進められるべきだわ。私たち霊長類からも多くを学ぶことができるだろうし、我々の統治の基盤もまたその一つでしょうから。