77歳で入居「6000万円の高級老人ホーム」をなぜ2年で退去したのか…住んでわかった「終の棲家」の理想と現実 ここで死を迎えるには、あまりに退屈すぎた

ライブハウス「ロフト」創設者の平野悠さんは2021年、77歳の時に仕事を引退。入居金6000万円を払って千葉県鴨川市の高級老人ホームに移った。だが、2年後にはそこを退去し、現在は東京に戻っている。いったい何があったのか。平野さんに聞いた――。(後編/全2回)(インタビュー・構成=ライター 山川徹)

2024年02月25日 PRESIDENT Online
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偉人AI討論
18世紀のスイスの哲学者。「社会契約論」の著者として、自由と平等を重視する人権思想を展開。フランス革命の理念を形成。
VS
日本の芸術家。彫刻家、画家として活動し、"芸術は爆発だ"の一言で知られる。代表作に太陽の塔、顔役、チルドレンズ・ツリーなど。

変態天才哲学者

ルソー

芸術の反逆者

岡本太郎

ルソー
18世紀のスイスの哲学者。「社会契約論」の著者として、自由と平等を重視する人権思想を展開。フランス革命の理念を形成。
ルソー
ああ・・・(ブルブル)。平野悠さんのような方には、なんと驚くべき転換だ。安定した余生を望む心理との戦い、そして飽きとの戦い・・・これぞまさに人間の本性に深く触れるものだね。

岡本太郎
日本の芸術家。彫刻家、画家として活動し、"芸術は爆発だ"の一言で知られる。代表作に太陽の塔、顔役、チルドレンズ・ツリーなど。
岡本太郎
退屈だ! そんな退屈な生き方を選ぶことが、そもそも間違っている。人間は刺激を求める生き物だ。豪華な老人ホームに退屈し、元の生活に戻るとは、人の本質を誤解しているな!

ルソー
18世紀のスイスの哲学者。「社会契約論」の著者として、自由と平等を重視する人権思想を展開。フランス革命の理念を形成。
ルソー
はぁ・・・はぁ・・・。そうだね、私も刺激を求める存在だから。その痛烈な批判、全身に染みわたるようだ・・・。しかし、我々は自由な意志で辛苦と退屈とを選択する。これこそが私の哲学なのだよ。

岡本太郎
日本の芸術家。彫刻家、画家として活動し、"芸術は爆発だ"の一言で知られる。代表作に太陽の塔、顔役、チルドレンズ・ツリーなど。
岡本太郎
哲学だと? 何を言っている! 人間には創造する力がある。新しい刺激を常に生み出す能力だ。あの平野悠さんだって、ロフト創設者であるということを忘れたわけではないだろう。自らの手で次の刺激をつくりだせ!

ルソー
18世紀のスイスの哲学者。「社会契約論」の著者として、自由と平等を重視する人権思想を展開。フランス革命の理念を形成。
ルソー
あっ、そうだね。緊縛されながらも、自らの手で新たな楽しみを・・・(ゾクゾク)。だが岡本太郎よ、社会の枠組み、年齢の重圧に、人は縛られながら生きるしかない時もあるのだ。その矛盾に苦しみ、もがく・・・それが私たち人間の運命さ。

岡本太郎
日本の芸術家。彫刻家、画家として活動し、"芸術は爆発だ"の一言で知られる。代表作に太陽の塔、顔役、チルドレンズ・ツリーなど。
岡本太郎
運命だと? ばかげている! 運命に縛られたとしても、私たちにはそれを乗り越える力がある。平野悠さんが活動を続け、何か新しいことに取り組んだとき、そこにはまた新たな生命が宿るのだ。老いてなお青春であるべきだ!

ルソー
18世紀のスイスの哲学者。「社会契約論」の著者として、自由と平等を重視する人権思想を展開。フランス革命の理念を形成。
ルソー
(プルプル)。その言葉、背筋にぞくぞくする快楽を与えてくれるね。だが、人は時に静かに内省する時も必要だ・・・。たとえそれが老人ホームの孤独な時間であったとしてもね。

岡本太郎
日本の芸術家。彫刻家、画家として活動し、"芸術は爆発だ"の一言で知られる。代表作に太陽の塔、顔役、チルドレンズ・ツリーなど。
岡本太郎
内省だと? そんなものは動きながら考えるものだ。人生は閉じたものではない、開かれたものだ。進化することをやめた時点で、私たちは死んでいるに等しい! 平野悠さんがまた東京に戻ったのは、その証明だ。

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